滋賀県立彦根工業高等学校は、滋賀県彦根市南川瀬町に所在する公立の工業高等学校

「マイスター・ハイスクール事業」マイスターキャンプを行いました。

防災教育を通じて、マイスター・ハイスクール事業におけるリーダー養成を目指すマイスターキャンプを12月17日、18日の2日に渡り開催しました。

協力いただいた彦根市役所危機管理課の指導の下、避難所の開設や運営の訓練を行い、避難所での寝食を体験しながら、仲間や大人とじっくり語る時間を設定しました。

避難所訓練では体育館でのパーテーションテントの設置や住居スペース、通路などの区分けを行い、教員を避難者と見立てた受付や案内の訓練を行いました。夕食には本校が取り組んでいる「かまどベンチ」での調理を体験するなど地域の避難所で自ら率先して行動できるように体験を行いました。

語る時間では司会進行に中野栄美子さんをお迎えし、ゲストに本校OBで滋賀県教育委員の岡崎さんに参加していただきました。生徒は今までの自分史を作って発表し、いつもと違う仲間と共有しながら認め合う時間になりました。

「1番学んだことは人との繋がりについてだと思います。知らなかった運営側からの配慮、初めて会った人との会話や協力など学べることが多くありました。今回のことで親しくなれた先輩もいて、とても充実した2日間でした。」

「受付する際にいろんな人が避難されてきて、特に日本語が話せない外国人の方が避難してきたり、体調不良などコロナウィルスの感染が疑われる方が来られたり、本当にいろんな人が避難所に来られるんだなと感じました。」

「地震大国であるからこそ、今回の経験を生かし災害の時に自分のことだけでなく、避難所の設営を手伝えるようになりたいです。そのためにまずは自分の命は自分で守ること、落ちているゴミに気づき、しっかり拾えるようにしたいです。」　（生徒談）

今回の経験を生かし学校のリーダーとして成長し、将来は地域や職場で活躍してくれることを期待しています。

関わってくださった多くの皆様に感謝申し上げます。