滋賀県立彦根工業高等学校は、滋賀県彦根市南川瀬町に所在する公立の工業高等学校

「マイスター・ハイスクール事業」令和５年度　非認知能力を養う教育研修を開催しました。

本校は、マイスター・ハイスクール事業の目的の一つとして、事業を通じて生徒の潜在的な非認知能力を伸ばす試みを行っています。
１２月に行った非認知能力ワークショップは、これまでのマイスター活動等の結果、生徒に身に付いた能力を客観的な指標で示し、その伸びを自己認識することで、メタ認知能力を養いましたが、今回、こうした活動と並行して「非認知能力を養う教育」について、この分野のスペシャリストである岡山大学の中山芳一准教授に本校の若手教員等を対象に研修していただきました。

研修では、非認知能力の類型化や校内の目標設定および生徒の気づきを刺激する様々なギミックについて解説していただき、今後の授業の方法並びに振り返りをシートに残し、全体的な授業の流れを可視化する方法を学びました。
若手教員にとっては、普段、特別に非認知能力という視点から授業を行った経験が少ないこともあり、新鮮さと同時に難しさも感じましたが、人間力を高めることとはどういうことか、改めて認識できたと思います。
本校のマイスター事業も文部科学省の指定は今年度で終わりますが、引き続き、県や彦根市商工会議所がバックアップする形で三か年を目途に継続することになりました。

次年度に向けて、引き続き中山先生をメンターとして本校の非認知能力の取組を支援していただくことになり、今後、教員のキャパシティビルディングに大いに寄与するものと期待しています。

令和６年２月２６日
彦根工業高等学校校長　大久保　貴生